この業界(?)には欠かせない、メジャーな画家さんが3人居ます。画家さんにしたら、自分の絵がシャドーボックスという3Dアートに使われると分かっていて絵描きをしていた(いる)訳ではないと思うんですが、凹凸を出すことで絵がとても映えたり、輪郭がくっきりした絵を描いていたり、とにかくシャドーボックス業界人には昔から好まれている画家さんがたちです。
シャドーボックス教室の先生によっては、生徒に課題を出してクリア出来たら認定証を発行するといった認定制度を作っていたりしますが、その課題としてもメジャーな3人です。
私は習いたての時は、ただただジブリが作りたいと思っていたので、そんな3人の存在を聞いても、なにそれ?そんなの、好きな絵を作ればいいじゃん??と、聞く耳持たない感じだったのですが、ジブリをいくつか作っていくうちに、これは本格的にシャドーの勉強したい、という気持ちが芽生えてきて、それならばその有名な画家さんの作品を一つくらいやってみようじゃないか、となったわけです。それで初めて作ったのがKim Jacobsのクリスマスリースという作品だったんですが、作ってみてなるほど!と思いました。
奥行きを出すとものすごく映えるんです。前後関係が的確に描かれていて矛盾がないし、絵が華やかで飾るのも楽しい。輪郭が少し曖昧な所もあるけど、許容範囲です。
Kim Jacobs キム・ジェイコブス、キム・ジャコブス。華やかで優しい色使いの女性らしい絵。輪郭が少し曖昧な所もある。
他の2人は、
Anton Pieck アントン・ペック、アントン・ピック、アントンピエック。輪郭がクッキリで切りやすいが線が細くこまかいパーツが多い。鮮やかな色使いはほとんど無く、くすんだ色使いでヨーロッパの町並みや人々を忠実に表現している。
Reina レイナ。お花、花かご、鉢植えなど、植物がメインの絵がほとんど。お花といえばこの人。
レイナのマグノリア。
です。次回からは、3人それぞれの作品を紹介していきます。