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シャドーボックスの作り方⑩

今日は仕上げのお話です。

パーツを乗せ終わったら、最後にニススプレーを吹き掛けたり、それに代わる溶剤を筆で塗ったりして仕上げします。
艶を出し、紙を保護するためです。
ただし、必ず塗るわけではありません。
布、和紙などの作品は仕上げ剤をつかいません。下地剤を塗らなかった作品は、仕上げ剤も使わない、というのが鉄則ですね。

また、テカテカに艶を出したくないけど保護はしたい、という場合は艶消しスプレーというのもあるので、そちらを使うのも良いでしょう。
スプレーよりもっと強力なのは、下でご紹介する「スーパークリヤーコート」という透明な溶剤です。筆で塗るのでスプレーよりだいぶ面倒ですか、とびきり艶々になります。もう、紙だということを忘れそうなくらいです。

私が普段使っている仕上げ剤をご紹介しますね。商品の詳しい説明のためアマゾンのサイトを貼り付けていますが、そこが安いからとかいう意味ではありませんので、気になったら色んなお店で探してみてくださいね。


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左から、

ホルベイン  アクリリックメディウム スプレーグロスバーニッシュ AM591 220ml

ホルベイン アクリリックメディウム スプレーグロスバーニッシュ AM591 220ml


アメリカでは、つや出しのスプレータイプしか使っていなかったのですが、帰国の際に船便でも空輸でも、何便でもスプレー缶というのは持ってくる方法がなく、仕方なく世界堂で探して買ったのがこちら。
適当に買った割には、アメリカで使っていたものに近くて普通に使えています。
作品に対して垂直に構え、30センチ以上離して吹き掛けます。自分が吸い込まないように、風向きに注意してくださいね。
一度にたくさんかけず、全体に軽くかかったら1回目は終了。乾くまで5分くらい待ちます。2回目も同じように全体にかけます。かけすぎると液垂れして筋になってしまうので、軽くを何回も、がポイントです。
3回目以降は、艶ので具合を見て必要なら足していきます。艶がある場所とない場所でムラがあると良くないので、艶が足りない所だけにスプレーして、また乾かして、納得のいく仕上がりになるまで繰り返します。


松村工芸 あんでるせんツヤ消しスプレー(21-40-0) 220ml

松村工芸 あんでるせんツヤ消しスプレー(21-40-0) 220ml

テカテカにせず、マットな仕上がりにしたい場合に使う保護スプレーです。
かけ方は上のグロスバーニッシュと同じですが、艶を出す必要がないので、全体にかけるのを2回ほどしたら終了です。


デコピュア スーパークリヤーコート 油性仕上げ剤 531-7018

デコピュア スーパークリヤーコート 油性仕上げ剤 531-7018

スーパークリヤーと謳っているだけあって、艶々加減はダントツです。
筆で少しずつ全面に塗っていきます。
塗りすぎて溜まってしまうと、そこがシミになってしまうので、薄く、を心がけましょう。
塗り終わった後は写真一番右のラッカー系溶剤で筆を洗います。必ずこのピンクのラベルの溶剤も用意しておきましょう。これで洗わないと、筆がガチガチに固まってしまいます。
スーパークリヤーコートは、乾くまで30分以上かかります。(溶剤の厚さによる)
塗ったら一晩寝かせるくらいの気持ちで置いておくと良いでしょう。

次は額入れですね。また次回!