Anton Pieckアントンペック①トイショップ
今日からAnton Pieck(アントンペック、アントンピック、アントンピエック)の絵を紹介します。
と言っても、私はまだこの画家さんの作品は2つしか作っていないので、今日と明日の2日間しか紹介することがないんですが。
アントンペックといえばこの絵!
と、私が勝手に思っているのが、この作品、トイショップです。
色味的には地味~な(よく言えばシックな)アントンさんの絵ですが、トイショップは珍しくおもちゃなどカラーが付いている部分が多くて、明るい印象です。
オモチャ屋さんの出窓が湾曲しているのが特徴で、窓枠のパーツももちろん丸みをつけて貼りますし(その窓枠には、ガラス窓に見立てた透明なフィルムを貼り付けています)、その内側に並べられているオモチャたちは、出窓に据え付けられている棚に乗っているように見せるため、窓枠のギリギリまで寄せて、湾曲した出窓にぴったりと寄り添うように貼っていきます。
ここが、下手な作品だと湾曲ぎ充分でなかったり、窓の中のオモチャたちが奥まってしまって出窓のなかにあるように見えなかったりするんですね。腕のみせどころ、と言えます。
他にも、左側の壁にかけられた凧の凧糸や乳母車の車輪など、細い細かい所が多々ありますので、上級者向けの絵ですね。
私がもしシャドーボックスの講師認定制度を作るなら、卒業試験にはこの絵を作ってもらうと思います。