シャドーボックスの作り方⑧
今日は、「丸める&乗せる」の捕捉です。
丸めて乗せるの説明は前回の記事で書きました。
台紙に1枚目を貼るときはシリコングルーを竹串でうすく伸ばして貼り、
2枚目以降はシリコンを1センチぐらい出して竹串で切り取り、ちょこんと紙においてうすく伸ばしたりせず、そのまま上に2枚目を置くようにして貼ります。
どうしてもやりにくい場合を除き、下の紙(乗せられる方の紙)にシリコンを置いてから、上の紙をかぶせるようにしましょう。
このとき、ただふわっと置くのではなく、少し上の紙を押さえつけて、ちょうど良い高さになるよう調節します。
そして、高さが決まったら、台紙ごと持ち上げて目線の高さでまっすぐに見て、紙が左右上下にずれていないか、確認します。下の紙とずれていると、完成したとき美しくないですからね。
さて、シリコングルーなんですが、私は2種類使っています。
写真上はアメリカで使っていたもの。日本でも愛用者が多いです。商品名がよくわからないので、732と呼ぶことにします。
写真下は東レのもの。732の輸入品よりは安く手にはいるので、日本ではこれを使う人もけっこういます。
特徴を書いておきますね。
732
- 伸びが良い。小さいパーツを高めに乗せたい時など、すっと伸びてくれるので重宝する。
- 乾くのが早い。作業中にすぐ乾いちゃうので扱いにくい、という人もいれば、せっかちな人は、すぐ乾いてくれるから次の上に乗せるパーツに進みやすいというメリットとして捉えることもあり。
- 鼻にツーンとくる刺激臭がある。
- 輸入品なので高い。
- 732ほどの伸びはない。普通に使っているぶんには充分。
- 乾くのが遅い。732だと、もたもたしているうちに乾いちゃうから困る、と感じる人には向いているが、東レを使って乾きが遅いから次のパーツに進めない、とイライラする人には向かない。
- 732ほどの刺激臭はないが、別系統の、やはり独特な薬品臭がある。732よりはマシかな・・?
- 732より安い。
補足はまた出てきたら書きますね。
次は仕上げのお話です。